まずlanケーブルにはクロスケーブルとストレートケーブルの2種類があります。クロスケーブルはPCとルーターを接続する際に使用するもので、ストレートケーブルはPCのLANポート同志で接続する際に使用します。用途に合わせて選びましょう。lanケーブルにはカテゴリ（CAT）と言われる規格があります。
カテゴリは数字で分かれていて、「cat8」や「cat7a」というようになっています。基本数字が大きい方が新しく高速ですが、速度だけでなく構造や周波数も違うため、使用する機器の対応状況に合わせて選びましょう。一般家庭で使用する際はcat6がおすすめです。cat6は1Gbpsに対応しており、下位互換のcat5よりもノイズに強くなり周波数が高くなっています。
長い距離で使用する際はcat6aがおすすめです。また、cat7は選んではいけません。cat7はARJ45/GG45/TERAと言われる物を使用しないといけないのですが、市販のcat7はRJ-45という違う規格のものが使われています。要はただcat7だと主張しているだけで中身は全然違う規格不適合品ということになります。
ただ数字が高い物を使えばいいわけではありません。lanケーブルには形状の種類があり、それぞれに特長があります。スタンダードと言われるものは直径5.6mmと太めで取り回しやすさに欠けるので、壁に這わせて配線するのには向いていません。ですがどのタイプよりもノイズの影響を受けにくいので、導線にノイズを発生させるものが置いてある場合や長距離の配線をする際はおすすめです。
フラットや薄型と言われるものはケーブルが平たく取り回しやすさがどのタイプよりも良いです。ドアの下を通すこともできます。配線の導線を事前に確認してから選びましょう。