沿岸に多くあるケーブルは通信用のもの

日本は海国であり、海岸の長さはたいへんなものになります。当然ながら島もたくさん存在しているのですが、その各島々に独立した電気設備や通信設備があるはずはありません。じつは、多くの島々の電気設備や通信設備は近くにあるほか設備によって賄われています。そして、それらは海底のケーブルによって送られてきているというのが一般的なのです。

そして国内には電気や通信の配線が張り巡らされているほか、海外とを結ぶ外洋ケーブルも張り巡らされています。そのため、日本の沿岸部は配線だらけということもできるわけなのです。日本の沿岸部においてまとめられたケーブルは海底に沈められて各島々と結ばれていますが、日本において最初に海底に敷設されたのは長崎と上海を結ぶものと長崎とウラジオストクを結ぶものとだったりとされています。やはり一番近いところを結ぼうとされたようです。

長崎市にはそのことを記念する「国際電信発祥の地」というものが残っているとか。海底に配線を張り巡らすという考え自体が初めは信用されず、実際何回も失敗してきたのですが、1850年にはドーバー海峡が念願のケーブルで結ばれました。これは地上において電信網が発達したのが1840年代の初めはだったことを考えれば、画期的なことだったと言えるかもしれません。最近では銅に替えて光ファイバーによるものの実用化が進んでいるため、日本の沿岸部のケーブル事情もかなり変わってきています。

光ファイバーは大容量の情報を高速に伝えることができるので急速に普及が進められているようです。沿岸ケーブルのことならこちら

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