結束バンドはケーブル類を束ねて使うことが多いです。半永久的に束ね続けることができるわけではないので注意が必要です。経年劣化があり使用環境によってプラスチックが硬化したり、ひびが入ったりして自然にほどけてしまうのです。例えば、太陽の光による熱でプラスチックが変色して硬くなりもろくなります。
その結果、衝撃を受けると簡単に破断してしまうのです。また、薬品など化学物質が付着するとプラスチックが劣化して同様な現象が起こります。これを防ぐためには、使用環境に応じた結束バンドの材質を選ぶことです。プラスチックのなかにはいろいろな種類があり、ナイロン系やポリプロピレンなどがあります。
さらにコーティング処理をすることで耐久性は高くなるのです。より長く使うためにはステンレスに変えることも有効です。錆に強く長い期間利用続けることが可能です。しかし、結束バンドの使用をし続けるためには管理が重要です。
寿命管理で定期的に交換しなければなりません。材質によって使用期間がきまっているのでそれをもとにチェックシートなどで定期的に目視確認をして、亀裂などが見られると交換をしていくのです。結束バンドメーカーと使用環境をうちあわせして最適な材質を提案してもらうことが有効です。結束バンドの管理を怠っておくと、バンドの機能がなくなり配線などがバラバラになり断線や短絡の原因を引き起こす重大な事故につながるため注意が必要となります。