雪国では、融雪剤を利用して道路の雪を溶かしているといいます。塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどが含まれる融雪剤は皮膚に付着すると炎症が起きることがあるなど、散布するときには眼鏡・マスク・ゴム手袋などの着用が安心に繋がります。融雪剤に含まれる成分は、水と混ざると化学反応を起こすなどの特徴があります。水は、通常0度以下になると凍りますが、この薬剤が混ざっていると凝固点はマイナス50度近くまで下がる性質を持つため、路面の凍結を防止できるメリットがあるわけです。
車は金属やゴムなどでできているわけですが、金属やゴム以外にもケーブルへの影響もゼロではありません。金属はさびてしまう恐れがある、ゴムは腐食してしまう恐れがあるなど路面を走行したときには注意が必要です。車の内部には電気系統などで利用する各種ケーブルがありますし、ケーブルの中には外側に近い場所に取り付けてあるものもあるなど寒冷地仕様の車はこのような薬剤にも強い材料が使用されているため、それほど気にする必要はありません。ただ、東京などから雪国までドライブするなどの場合は、家の近所に戻ってから車をきれいに洗車するなどして対策を行っておいた方が安心です。
ケーブルは被服がゴムで内部は銅線などの材料になっていますが、被服にひび割れが生じるとショートのリスクもありますし、寒冷地仕様のゴムは寒さに強いけれども他の地域で使うものは極度の寒さに弱いなどから注意しなければなりません。