結束バンドというアイテムをご存知の方は大勢いらっしゃるでしょう。どなたでも一度は使用をして、その特徴的な能力に感動したことはありませんか。その能力とは、一度締めたら決して緩むことがないというものです。1960年に日本の企業が開発したもので、バンドの裏面にトラッキングという凹凸が備わっているのが特徴です。
これは1965年に国際特許を取得されており、今も製造できるのは国内で1社しかありません。本来は発電所から伸びている高圧配線を束ねるのに使用されており、塩化ビニール製という特徴を持っています。一度締めると外れない理由は、トラッキングが一方向にしか備え付けられていないためで、力がこの方向にしか加わらないからです。今では100円ショップからホームセンターでも販売されているもので、どなたでも結束バンドを購入することができます。
なんでも結束できるのがこのアイテムの魅力で、結束する多少物を選びません。たとえば一般家庭であれば、キッチン用具に使用されている方が多いでしょう、結束をするだけでなく、フックにすることも可能です。結束バンドは医療施設でも大活躍をしており、心臓外科の手術でも活用されているものです。この場合はゼラチンを素材にした医療用具で、静脈や動脈をくっつけるのに利用されています。
基本的な構造は結束バンドそのものであり、こちらでも裏面にトラッキングがあるので力を加えるだけで結束することが可能です。