lanケーブルの形状とインターネットプロトコル

lanケーブルの形状は、IEEEなどで規格化されて定められています。もともと、パソコンが登場した時点においては、各企業によって仕様が異なり、同じ企業のハードウェアでなければ、それに付随するソフトウェアは動かないという時代でした。他社のソフトウェアを使いたければ、他社のハードウェアを購入する必要があったのです。インターネットの登場とともに、ハードウェア同士を通信で繋ぐ必要性から、技術を世界標準にしようという動きができて、lanケーブルの形状などもプロトコルで規格化されています。

確認は至極簡単で、端子の差し込み口を見れば一目瞭然です。どのパソコンにも同じ形のlanケーブル接続端子がついていて、同じ形状をしています。標準化は団体が決定権を持っているのではありません。技術を利用したいと、企業や発明した個人が申請し、インターネット社会に必須の技術だと標準化団体の会議で意見が一致した時、RFC番号という番号を付与され、標準化されます。

標準化というのは、世界のどこにいてもインターネットに繋げば、技術標準を見ることができるということです。RFCを取り扱うのは、海外の団体なので、ドキュメントも英語ですが、IETFのホームページで閲覧することができます。lanケーブルの形状はあまり進化していないようにも見えますが、100BASE-Tと呼ばれる一般的な光回線の100Mbpsの通信速度のケーブルから、最近は、1000BASE-Tと呼ばれる理論的に1Gbpsを実現する規格も実現しています。

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